戦時下ウクライナ一人旅 My solo trip in Ukraine under the war

ヨーロッパ旅行

2023年【戦場地ウクライナ】
一人旅
現情勢で入国できる? 街のリアルな様子 

初めまして。本ページをご覧頂きありがとうございます!!
ウクライナに行った筆者がどんなやつなのか、ご興味ある方は
プロフィールページも併せてご覧ください。

ウクライナに3日間滞在した正直な感想

私は23年2/20-2/22の3日間、ウクライナの西側ウジホロド(Uzhhrod)という地域に
滞在していました。


滞在した率直な感想は、
入国・出国審査以外は緊張感なく想像以上に普通に過ごせました。
滞在中、身の危険を感じることは一瞬もありませんでした。


というのも私が滞在した地域はニュースでよく報道されている首都キーウやドネツク州、
ウクライナの東部・南部ではなく、ロシアからの攻撃を受けていない西側のウシホロド
という地域ですので、比較的安全に過ごせる地域でした。


安全に過ごせるものの、観光客ぽい外国人は全く見かけませんでした。
どこを出歩いても英語ではなくウクライナ語が飛び交っていて、3日間滞在しましたが、
日本人は私以外いませんし、アジア人すら見かけたのは入国審査時のインド人1人だけ
でした。


観光客はいないものの、街のカフェは混んでいて、家族連れで公園に出掛けている方もいて、
想像以上に普通というか平和でした。


とはいえ、街の至る所に国旗、青と黄色のカラーリング、軍入隊募集ポスターが
ショッピングモールに貼ってあったり、泊まったホステルはウクライナの東側から
逃げてきたウクライナ人(国内避難民)が生活していたり、リアルな世界情勢を
肌で感じることができました。

渡航目的

渡航前、周囲から「なんで今危険な状況時に行くの?」「ジャーナリストでもないのに
行く意味ある?」と心配されながら、私の渡航を奇妙がられていました。


たしかに私は戦場ジャーナリストでも、国際協力師でもありません。
日本の一般企業に勤めている会社員です。
私がウクライナに渡航した目的は、


「今の情勢を自分の目で確かめたかったから」


ただそれだけです。


どれだけニュース、SNSを見ていても、現場の空気感、現地の人の声は掴めません。
直接自分の足で現場に運ばないとわか
らないので、一人で行きました。


「今の情勢下で、しかも一人で行って怖くなかったの?」
ー少し怖かったです。もちろん「死」を覚悟して渡航しました。
 ウクライナ国内では比較的安全な地域とはいえ、いつロシアから攻撃されても
 おかしくなかったので。
 ですが、怖いから危険だから「行かない」という選択肢はしません。
 自分の選択肢を狭めたくないので、「危険だから気を付けて行こう」という選択肢をします。


陳腐な言葉ですが、人間いつ死ぬかわかりません。明日事故で死ぬかもしれません。
だったら、自分がしたいことをして死ぬ方が、死ぬときの幸福度は高いですよね。
だからウクライナで死んでもいいと思いました。
行かずに日本で交通事故で死ぬより、幸せな死に方だと思ったからです。


将来のこと・老後のことではなく、死ぬときのことを考えながら生きていると、
行動力は爆上がりします。

入国・出国の手続き

そもそも今、ウクライナに入国できるのか?

外務省のHPの通り、
(URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_182.html#ad-image-0) 現在ウクライナは国全土が危険度MAXのレベル4退避勧告がでている国です。


では、退避勧告がでている国に入国できるのか?


結論、パスポートさえ持っていれば入国・出国可能です。


とはいえ、入出国の手続きは緊張感があり、簡単にはいきません。


私自身、退避勧告がでている国に入国するのは初めてでした。
普段、旅の計画を立てる際、旅先の情報を仕入れるツールとして、
SNSをよく活用しています。
例えば、Twitterで”ウクライナ入国”と検索して、タイムリーに入国された方の
ツイートを参照して現地の情報を収集していますが、今回の場合は、現在の情勢から
渡航されている方がいないので、入出国に関する確度の高い情報が全く得られませんでした。


なので、実はウクライナに入国するまで、入国できる自信が1ミリもありませんでした。
結果、入国できてほっとしました…。
だからこそ、渡航前の不安を少しでもなくしてもらうため、実際に経験した身として詳細情報を
発信します。


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日本からウクライナまでのルート

今回、私は飛行機で日本からハンガリーへ、そしてハンガリーから電車で6時間かけて
ウクライナに入国
しました。
航空券を予約した時期(23年1月時点)は日本→ウクライナの航空券がありませんでした。
また行きたい地域がウクライナ西側のウシホロドという地域でハンガリーとの国境付近に
位置しているので、ハンガリー➤ウクライナルートの渡航になりました。


先ほど述べた通り、ブダペストから6時間電車に乗ってウシホロドに行きました。
当時の交通機関、スケジュール、入国審査の様子を下記記載します。


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●交通機関、スケジュール(ハンガリーからウクライナ)

【往路】
 2/20(月)
 7:23 Nyugati駅(Budapest市内)
      ↓ 電車で6時間17分 途中乗り換え無
 13:40 Chop駅(ウクライナ)
 Chop駅で入国審査、荷物検査 30分~1時間程
 入国後、タクシーで1時間程かけて宿泊先の*ホステルへ
 *ホステル:Valiza Hostel

【復路】
 2/22(水)
 7:05 Uzhhrod駅(ウクライナ)
      ↓ バスで50分 
 7:55 Chop駅(ウクライナ)
 Chop駅で入国審査、荷物検査 30分程
       ↓ 電車で10分程
 8:40 Zahony駅(ハンガリー)で再度入国審査(パスポートの提示のみ)
      ↓ 電車で4時間程
 12:37 Nyugati駅(Budapest市内)

入国・出国審査の様子

Chop駅(ウクライナ)で入国審査に並んでいた人数は約50人。
そのうちの9割以上はウクライナ人でした。


恐らく、ウクライナ人のほとんどは東側の戦場から避難してきた国内避難民です。
外国人は私とインド人の学生さんだけでした。


ウクライナ人が優先的に審査に通され、私とインド人は最後に回されました。
入国といってもウクライナ人は外国人ではないので、すぐに通してもらえていました。


一方、私たち外国人は大変でした。
個人的に一番苦労したのは、英語を話せないスタッフとのコミュニケーションでした。
私が「I don’t speak Ukraine, do you speak English?」と言っても、
担当職員の方は聞く耳をもたず、ウクライナ語で対応してきました。
コミュニケーションが上手くとれず、そのスタッフの方がかなり高圧的な話し方でウクライナ語で
話続けられるので、心が折れかけました。

私が滞在したウジホロドはウクライナ国内で比較的経済発展が遅れている田舎ですので
英語を話せるウクライナ人は少ないです。


しばらくして英語が話せるスタッフの方に交代してもらい、指紋認証を行い、入国目的を答えて
なんとか入国することができました。

入国目的について


最初は「For sightseeing. (観光目的)」と正直に答えましたが、
スタッフの方が「どういうこと?」的なリアクションでしたので、
慌てて「 I visit here to meet my friends」と嘘を言って通してもらいました。
渡航を考えている方は、「家族か友達に会いに来た」と伝えれば
通してくれます。家族や友達について深堀りはされませんでした。


ここでの入国審査でも、ウクライナ入国後、街を歩いていても
リュック一つで明らかに観光客ぽい人は私以外いません。なにより今の情勢下ですから
観光で来たとなれば、現地の方から奇異の目でみられるは当然
です。
予想はしていたものの、好奇心だけで訪れた自分が少し恥ずかしいというか、
なんだか場違いな場所に来てしまったんだと当時はほんの少しだけ後悔しました。


入国審査を通過し、つぎは【荷物検査】
空港のように荷物を専用の機械に通して検査するのではなく、持ち主自身で荷物を開けて
スタッフに見せるシステムです。

荷物検査でも渡航目的、主な荷物の中身、所持金を聞かれましたが、
先ほど同様、「To meet my friends」と伝えてすぐに通してもらえました。
尚、出国審査は入国審査と全く同じですので省略させていただきます。

さいごに…

実際、ウクライナに渡航してみて想像以上に普通、そして平和だと感じました。


みなさんは、実際に渡航した私の経験談を読んでみて、
どう思われましたか?

それでも現在(23年6月地点)でも戦争は続いているし、怖くて行けない方が
ほとんどかと思います。


外務省のHPでは、ウクライナ全土に避難勧告が出ていますが、
実際、ウクライナ全土が戦場になっているわけではありません。


ウジホロドを訪問して、戦場の「せ」の字も感じられませんでした。
ニュースの衝撃的な映像をみて
ウクライナで戦争が起きている=ウクライナ全土が危険 のように錯覚してませんか


ニュースでよく見るウクライナの光景

↑23年2月地点のウクライナ西側のウジホロド


私のウクライナ渡航に対する周りのリアクションからニュース、SNSのように
断片的な情報だけに触れて、偏った世界の見方をもっているように感じました。


私は「正しく世界を見る大人」になるため、一つのテーマでも複数の本を読んだり、
ニュース記事や公的機関の情報、英語でネット検索したり横断的に情報収集するように
意識しています。
そして今回のように、本やネットでは手に入りにくい「ナマの情報」に触れるため
時には現地に足を運んでいきます。

本記事が少しでも参考になる情報になれば嬉しいです。




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コメント

  1. A motivating discussion is worth comment.
    I do believe that you ought to publish more on this topic,
    it may not be a taboo subject but typically folks don’t talk
    about such issues. To the next! Best wishes!!

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